住宅ローンのヒントについて解説します。
思い通りの条件でローンが通らないことがあります。
また、金利を選ぶときにローンの知識が必要なこともあります。
また、ローン控除の制度や確定申告の時期などについても解説してまいります。
住宅ローンが通らない場合、相談するか諦めるか|現役不動産会社社長が解説
購入の決断をして、住宅ローンの申し込みをした後、審査結果が出るまでに時間がかかると不安になります。
万が一、通らない場合はどうすればいいのか。
通らなかった場合の対策について解説しています。
銀行では、何が原因で住宅ローンが通らないのかについて、具体的に教えてくれません。
考えられる原因について、キャリアの担当者ならば、想定される原因についての対策について、教えてくれる場合があります。
アドバイスを聞いて、他の銀行で再度申し込みをしてみるか、あるいは一旦申し込みを取り下げて、次の時期を待った方がいいのかの判断をしましょう。
原因となるものは、大きく3つあります。
- 返済の内容
- 健康状態
- 総合的判断
住宅ローンの金利はどれがいい?固定金利と変動金利
住宅ローンの金利については、不動産会社の担当者も教えてくれますし、銀行のホームページを見ることでも学べますが、わかりにくい場合もあります。
そこで、少しわかりやすく解説します。
住宅ローンの金利の仕組みについては、大きく分けると、固定金利と変動金利があります。
実際の住宅ローン商品では、固定金利と変動金利の商品のほかに、固定と変動を組み合わせた商品もあります。
顧客によく聞かれる質問に、どれが一番良いのか、という質問があります。
実は、その答えとしては、一番良いローンというものは、ありません。
あるのは、自分の考え方に一番合っているローン、ということになります。
しかし、実際のところは、社会情勢の変化と自分自身の収入の変化などもあり、20年30年先の未来までを見通して、ベストなローンを見つけることは、無理があります。
ですので、今後3〜5年ほどの見通しの中で、選んでいくのがベターな選択です。
そして、選択については、あくまで自己責任なので、不動産会社の担当者や銀行担当者の言葉を信じして選んだとしても、最終的に決めるのは自分であるということです。
ローンの専門家であっても、予測はできても、外れることもあるからです。
本編のページでは、金利の基本について、詳しく解説しています。
住宅ローンの借り換えメリットがあるかどうか|不動産会社社長が解説
住宅ローンの返済が始まり、数年したときに、申し込んだ時よりも住宅ローンの条件がよくなっているように感じる時が来るかもしれません。
そんなときには、住宅ローンの借り換えを検討することがあると思います。
しかし、単純に金利が少し下がったようだから、と考えて、借り換えをしてしまうと、むしろ損になってしまうこともありますので、注意が必要です。
考えるポイントは、以下の通りです。
- 金利の差が1%以上あること(1%までない場合、諸費用を含めて考えると、得にならない場合もあります)
- ローン残高が最低でも1000万円以上あること(1000万円未満なら、借り換えのメリットはほぼありません)
- 返済年数が少なくとも10年以上あること(10年未満なら元金に対しての金利が非常に少ない状態なので、借り換えメリットはありません)
住宅ローン控除|制度の概要といくら税金が戻ってくるのか
住宅ローンを利用して、居住用の不動産を購入した場合に、翌年に還付申告をすることで、所得税の還付を受けることができます。
このことを住宅ローン控除を受けると言います。
住宅ローンの控除を受けるには、人と物件、ローンの内容の確認が必要です。
条件を満たさない場合は、ローンを利用して購入したとしても、住宅ローン控除を受けることができない場合があります。
それぞれの条件や申告をし忘れた場合の方法については、本編ページで詳しく解説していますので、ご参照ください。
住宅ローン控除の確定申告はいつからか?!適用不可あり注意!
住宅ローン控除を受けるには、税務署に申請する必要があります。
税務署への確定申告ということで、自営業者らが行う確定申告と、誤解して覚えている方もいるようです。
住宅ローン控除の申告は、分類として、還付申告にあたります。
還付申告は、年明けすぐに行うことができますし、確定申告の期限である3月15日までに、こだわる必要はありません。
もしも、3月16日になって、住宅ローン控除の申告のことを思い出したとしても、慌てる必要はありません。
申告期限は、5年以内です。