2019年、セブン-イレブン・ジャパンが
オーナーに無断で、発注をしていた店舗担当者2人を懲戒処分にした。
セブン-イレブン・ジャパンの永松社長が、2019年11月15日の会見で明らかにした。
永松社長のコメント
「本当にあってはならない非常にゆゆしき問題だ」
合わせて、経営体制を見直す考えを表明した。
セブンイレブン無断発注とは?2人の社員を懲戒
【セブン 無断発注で2人懲戒】https://t.co/6H0tBpWOu7
セブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長は、店舗を担当する本部社員が店のオーナーに無断で商品を発注した内規違反が今年2件あり、社員2人を懲戒処分にしたと明らかにした。永松氏は経営体制を見直す考え。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 15, 2019
最も気の毒なのは、被害にあった店舗のオーナーだが、
この懲戒処分された2人の本部社員にも、「気の毒に』という気持ちが残る。
本部の会議で、組織の上席者から、
圧力を掛けられ、無断発注を隠語で指示をされ、
やむなく実行した複数の社員がいたものと思う。
その中の2人が処分されたのでしょう。
経営が、どこまで認識していたのかは、謎だが、そういうことをさせる社内の空気を作っていたのは、経営の責任です。
合わせて、深夜休業の店舗数を2020年1月に、
75店舗にするという考えも明らかにした。
面白いのは、11月から店舗で実施している8店舗の深夜休業という表現です。
先の店舗オーナーとの食い違いを感じてならない。
24時間を続けないなら、提携契約を解除し、
違約金約1700万の支払請求を受けたとする店舗オーナーが、
公正取引委員会に申告していた。
3度申告をしている。
それでも、セブン-イレブン・ジャパンが話し合いに応じないために、
店舗オーナーは、2020年元旦に、ストライキを実行すると記者会見を行っていた。
セブン-イレブン・ジャパンの今回発表内容が、
あまりに急展開で、苦笑してしまう。
「11月から深夜休業を実施」という表現は、
確かに10月17日の社長会見で明らかにされていた。
しかし、別のオーナーからは、
「24時間営業に戻さないなら、契約を解除し、違約金を払いなさい」
と、セブン-イレブン・ジャパン本部から、
圧力を受けているという、対応の2面性を感じて仕方がない。
あまりにも違いすぎる内容には、企業の厚顔無恥さを感じてしまいます。
セブンイレブンの無断発注は、なぜ起きた
セブンイレブンの無断発注は、なぜ起きたのか。
これは、ある程度大きな組織の中にいる人間であれば、察しがついていることだろう。
その後、他のコンビニでも「無断発注」の問題は起きた。
大企業の構造的な問題です。
実績主義・売上主義が、諸悪の根源。
どこの組織にもある問題です。
部下に、実績を出す事を攻め立てる上司。
部下は頑張るが、上司の要求は、その上をいく。
しかし、部下は上司の毎日の要求に答えられなくなります。
部下は、その苦しさから、逃れる為に、悪いことにでも、手を出す。
これが、大きな組織の中には、何階層も存在します。